機能性樹脂のレンズに関連する技術は、光学材料としての特性向上や成形技術に関する技術群で構成される。アクリレートやシリコーンをはじめとする単量体やモノマーを用いた共重合体、特にコポリマーの設計が重要であり、親水性や屈折率の制御が行われる。光重合開始剤を活用した光硬化技術により、露光や照射による高精度なパターン形成を実現し、リソグラフィ技術や液浸技術と組み合わせて複雑な光学構造を作製する。マクロマーや微粒子を含む機能性素材は、偏光や複屈折、プリズム機能をもつ偏光レンズやフォトクロミックレンズへの応用が進む。さらに、ヒドロシリル化やメルカプト化合物を介した接着剤やコーティング技術、封止技術も不可欠で、耐紫外線性や光学的吸収特性として紫外線吸収剤や光酸発生剤の導入がなされる。球面やマスター型の設計、ウエハレンズを用いた転写・印刷技術により大量生産が可能となり、ポリカーボネートやポリオルガノシロキサン系樹脂の加工も技術範囲に含まれる。これらを総合して、コンタクトレンズや液晶用光学部材の高機能化を実現する技術体系が構築されている。